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旅のおさらい~六波羅蜜寺・六道珍皇寺~

懸賞 2008年 02月 24日 懸賞

先日立ち読みをしていましたら、とある雑誌で風水の李家幽竹さんが京都のパワースポットを紹介していました。
知恩院の階段の下のあたりにパワーがたまっている!
下鴨神社は全体にパワーがたちこめているので参道を蛇行しながら歩くとよい!

きゃっほう!
おいらが行ったところがほめられてる!
幸先いいぜーこのー!

ってことでこの「京の冬の旅」最後にご紹介するのは東山の二つのお寺です。
このあたりは昔から仏教色が強く、信心深い地域。
バス停清水道で下車して徒歩5分。
このバス停で降りる人はたいてい清水さんを目指しますが、あえて反対側に向かう自分がニクイ。
まず向かうは「六波羅蜜寺」。旅のおさらい~六波羅蜜寺・六道珍皇寺~_b0006423_14223682.jpg
私が好きな僕が見た秩序。で紹介されていた空也上人像がみたくて今回ここのお寺を選んだのです!
ここはこの有名な空也上人像のほかに女性の髪の毛をもった地蔵菩薩(この髪の毛は平安時代の言い伝えの当時のものだそう)や閻魔様とその仲間達の像があります。



そしてもう一つは「六道珍皇寺」。
ここはお盆の精霊迎えで名高いものの、観光客的にはちと地味め。
・・・と思いきやここが今回、かなりよかった!ご本尊様は薬師如来なのだが、あたしゃ閻魔大生や小野篁のエピソードがたいへん参考になりまして。
平安京の官僚・小野篁(おののたかむら)は夜は冥界の閻魔王宮に仕え、夜な夜な庭にある冥界に通じる井戸を通っては閻魔様のところに行き、弁護士のような役割で死者の生前の生き様について閻魔様に説明申し上げるという役割を担っていたとのこと。
旅のおさらい~六波羅蜜寺・六道珍皇寺~_b0006423_14282956.jpgその井戸が現存していたり、井戸を通るために小野篁の上衣のすそが上にふわりのカールしているといういかにもな話が好きだー。
また本邦初公開の「珍皇寺参詣曼荼羅図」がまたよくて!
仏教では地獄界・餓鬼界・畜生界・修羅界・人間界・天上界の六種の冥界(これが六道)に分かれていて、死んだらどこにいけるのか、という世界観をあらわしています。
人は死んだら三途の川を渡るのだが、生前の行いによって、橋を渡る人・船に乗れる人・川を身一つで渡らなければならない人、に分かれるのです。で、川を渡ったところに上半身裸のばあさんがいて(脱衣婆。閻魔大王の妹)、そのものの服を脱がせ木にかけ、枝のしなり具合をみて罪の重さを測るという・・。橋を渡った人は服が乾いているので当然軽く、水を漕いできたものはぐっしょりなので枝がしなりまくり・・・地獄行き・・・。
ああ!なんてためになる!!
この六道珍皇寺のところがちょうど六道の辻とよばれていてこの世とあの世の境目にあたるっていうからもう納得歴史館よ!(古っ)

ここのお庭に水琴窟(すいきんくつ=いわゆる“つくばい”)が、すばらしい音を奏でるので
是非ごらんください、とのこと。
件の井戸もあるので要チェケラッチョ。


境内にある迎え鍾。
お盆にはこの鐘を鳴らしてご先祖様をお迎えします。
お盆じゃなくても鳴らしちゃいましたけど。
旅のおさらい~六波羅蜜寺・六道珍皇寺~_b0006423_1422172.jpg

このあたりはいろいろな言い伝えが多いのです。
幽霊が飴を買いに来て子供を育てていたという。「幽霊飴」
旅のおさらい~六波羅蜜寺・六道珍皇寺~_b0006423_14241896.jpg

by mi_yu_ka_5 | 2008-02-24 14:28 |

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