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吾が輩の名はドン・キホーテ・デ・ラ・マンチャであーる!

懸賞 2008年 03月 27日 懸賞

無名塾のドン・キホーテを観劇しました。吾が輩の名はドン・キホーテ・デ・ラ・マンチャであーる!_b0006423_23372256.jpg

ラ・マンチャにすむアロンソ・キハーノは50歳になろうとしている初老の田舎郷士である。
騎士道物語ばかりよみふけっていた影響でいつしか自分が遍歴の騎士であると思い込む。
われこそはドン・キホーテである!と納屋にあったぼろ甲冑を身にまとい、やせ馬ロシナンテにまたがり農民のサンチョ・パンサを従えていとしの姫ドルシネーアを救うために冒険の旅にでる・・・・・・。


ドン・キホーテを演じた仲代達矢がすばらしいのはもちろんだけど、
山谷初男がとってもよかったよ~~。
自分でも意外なところを褒めてるよ~~。
サンチョ・パンサのパンサとは「太鼓腹」という意味なのだが、この山谷初男の太鼓腹が萌!
程よく小さくて手足が短くてぷっくりとでたその腹は、それだけで無学で愚鈍な印象をばっちり放出しているが、白雪姫にでてくる7人の小人のおとぼけ的なキャラクターで観客の心をわしづかみ!
彼が出てくるだけで舞台に安心感が!
独特のなまりもサンチョをよく表現できていると思うわ!
これってその土地土地で言葉変えてるのかしらね?
仲代達矢の演技は「ドライビングミスデイジー」の運転手役とダブった印象で新鮮味にかけたが、朗々とした長台詞はさすがである。
この舞台はなぜか全ての演者がステージ上に出ずっぱりで、演技なのだか舞台裏だか分からない感じで仲代の汗を拭いたり、楽器を演奏したり、服を着替えたりする。
これってベガーズオペラの趣じゃない?
まるで演者を演じている演者みたいな・・・。
このドンキホーテは結局は狂気からさめて現実へと戻っていくので、その心象風景だったのかしら・・・?

ところで、バレエの演目にあるドン・キホーテってこれとおんなじなのかしら?
じゃさ、扇子をもって踊るキトリってどこのシーンに出る人なの?バジルは?
冒険綺譚のひとつなの?

じゃさ、じゃさ、「ラ・マンチャの男」ってミュージカルはドン・キホーテのことをやるんだよね?
アルドンサが松たか子でしょ?
えーっと。クローズアップしているところが違うってことなんだよね?

さすが、ドン・キホーテ。
聖書の次に多く読まれているベストセラー。
どこを切っても話になる、という金太郎飴のようなすばらしさ!
・・・・・読んだことありませんでしたが。

by mi_yu_ka_5 | 2008-03-27 23:38 | 文化芸能部

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