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秋は映画三昧!~テーマは愛~

懸賞 2009年 10月 11日 懸賞

もうすぐ終わりそうなモノから公開初日の新作モノまで。
最近、財布と相談しないとおちおち映画も観られなくなりました。
・・・私の財布にも不況がきてます。

秋は映画三昧!~テーマは愛~_b0006423_23585965.jpg愛に舞い、愛に散る。
「花の生涯―梅蘭芳メイランファン」
世界中に京劇を広めた伝説の女形俳優・梅蘭芳の波乱万丈な人生を描いています。彼は才能を持って生まれてしまったがために、人生の栄光と孤独のなかを翻弄されます。芸に生きるには孤独でなければならず、その芸が、彼を孤独にさせるのです。
本当の愛をようやく見つけても芸のためにあきらめ、戦争によって芸をあきらめ、彼の人生は苦悩の日々。そんな苦悩の青年期~中年期の梅蘭芳をレオン・ライが、若き日の梅蘭芳をユイ・シャオチュンが演じているのですが、この彼はかなりすばらしい。現実のメイランファンもきっと彼のようだったと想像し、その美しさはレスリー・チャンを思い出させる。彼が演じる女形の演技に魅了されること必至。このシャオチュンを見つけただけでも、この映画は観る価値があった。京劇の雰囲気も楽しめるので、期待よりもよかった。★★★★

秋は映画三昧!~テーマは愛~_b0006423_023771.jpgもう、姉のドナーにはならない。「私の中のあなた」
白血病の姉の命を救うために遺伝子操作で生まれてきたアナが、もう手術はうけたくない!と、ある日弁護士をやとって両親を訴えます。姉思いのアナが、なぜ急にそんなことをいいだしたのか?真意は?・・・・・というストーリーで、今までに至る経緯(思い出)をなぞりながら本当の真実が判明します。
この映画で初の母親役に挑戦!ってことでキャメロンディアスが注目されています。“メリーに首ったけ”や“ホリデイ”で見せたキュートなキャメロンは封印して、今回は愛にあふれた母親を見事に演じています。それもこれも子役の二人がいいからじゃないか?ってくらい、妹のアナと姉のケイトがいい!はじめこの役はダコタ・ファニング姉妹にオファーされてたらしいが降板、「リトル・ミス・サンシャイン」で注目を浴びたアビゲイル・ブレスリンに回ってきたんだけど、コレ正解だと思うわー。ちょっと気の強い、それでいて末っ子の感じがよくでている。ダコタはちょっとオネエサンになっちゃったもんね。アビーは「幸せのレシピ」でゾーイ役でもでていたけど、一人っ子とか末っ子とかの自由な感じの役が似合いますね。
公開初日にいったせいか、入り口で特製ティシュー配られまして、・・・・まんまと役にたってしまいました。図らずも涙がこぼれました。劇場内が涙の雰囲気でした。
人が病気で死に向かっていくことは本人にとっても家族にとってもとても悲しいことだけれど、生きる意味を考えたり、自分にとってのQOLはなにかを考えたり、ただ悲しいだけじゃないと実感。
ただ悲しむだけじゃなく、残されたものがどう生きるか。なのです。
涙とその考える意味に★★★★で。

おまけ:
判事役のジョーン・キューザックが実年齢より老けて見えた件。
愛にあふれたいい判事だったけど。

by mi_yu_ka_5 | 2009-10-11 23:41 | 映画

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