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赤坂ACTシアター杮落とし公演「トゥーランドット」を観ました!

懸賞 2008年 04月 06日 懸賞

前から気になっていたこの祝祭音楽劇「トゥーランドット」、赤坂ACTシアター杮落とし公演「トゥーランドット」を観ました!_b0006423_18353519.jpg
悩んでいるうちに先行予約やなんやかんやと終了してしまい、希望の日時は完売であきらめていたところ、あるサイトで譲ってもらえることになり、念願達成!
・・・しかも、行ってびっくりよ。
オーケストラピットがあったので、なんと前から3列目!きゃっほう!
オペラグラスもっていったのに、不要不要。
ワン将軍演じる中村獅童のにじむ汗・カラフ演じる岸谷五朗の顔からしたたりおちる汗から、リュー演じる安倍なつみの毛穴のない陶器のような綺麗な肌まで肉眼でばっちりみえるのよ。
行ってよかった!!!

キャストもスタッフも豪華だけれどスタッフがまたすばらしい!
演出宮本亜門、音楽白石譲、そして衣装はワダエミ!
ワダエミはこういった衣装を手がけるともう、すばらしい。色使いとかディティールとか、舞台で映えるものをよく考えていらっしゃる。映画「HERO]のときみたいな衣装で、動いたときの布さばきが、布の動きまでもが、美しい。
そして、舞台装置がこれまたよく出来ている!場面展開もわかりやすいし、狭い舞台の上で、城内の逃げ回る様子やさまざまなシチュエーションをよくあそこまで表現できるものよのう・・・。

ストーリーはよく知られたオペラ「トゥーランドット」をベースにアレンジされたもの。
氷のように冷酷な中国の姫の夫の座を狙って、何人もの若者が謎解きに挑戦しては失敗し、首をはねられていた。そこへ祖国を追われた旅人のカラフがその国の異常さを憂い、なんとかしなければならぬと自らも謎解きに挑戦する。
よく知られた話としては次々と謎解きをクリアするカラフが最後の謎かけとして自分の名前をあててみよ、と姫に問いかけ、有名な歌曲「誰も寝てはならぬ」につながって行くんだけど。
・・・実はこの曲聴けるのかなーとひそかに楽しみにしていたのですが、オリジナルということで曲も書き下ろしだったんですね・・。
ストーリーも、カラフが謎かけはせず、“自分のすべきことを見つけ、同じアジアの国を盛りたてよう!”・・・・・みたいな?
それはそれでいいけどね。

で、ホンの少し気になったこと。
トゥーランドットを演じた台湾の歌姫アーメイ。
歌うために生まれてきたといわれているその歌声は、テレサテンを思い出させるような丁寧な歌い方で情感たっぷりでとても安心して聴いていられるんだけど、
いかんせん、台詞が。
第一幕は冷酷非情な姫という役柄なので台詞はないのだが、
いざ台詞になると、
「グウゼンノナカニーヒツゼーンガアルー」
とか
「ワタシガワルーイノカモシレナーイ」
とか、
まるでチュートリアル徳井の外国人ネタのようなしゃべりをするのであーる!
これは仕方がないとはいえ気になる。
中国の姫役だしね、出演者のなかには中国の武術の人もいるしね、アナウンスも日本語のあとに中国語でいうくらいだしね、カーテンコールで「アーメイ!かわいい!」と思わず叫んでいたファンもいたくらいなんだけどね、
やっぱり周りの人がなめらかな日本語なもんだから、ちょっと目立っちゃうんだな。
16歳の大衆演劇の星、早乙女太一も台詞まわしはちょっと得意じゃなかったみたいだけど。
普段は踊りメインであまりしゃべらないもんね。(でもすべすべのお肌とか顔にかかる髪とか細い二の腕とか、宦官という役が納得できる中性的な魅力でしたけど!)

大団円のちょっと前の台詞、
「ワターシニハーコノクニガアルー」
というのが私の頭から離れません。

それと、赤坂ACTシアター。
きれいなんだけど、スタッフがまだまだでしたな・・・。
トイレへの並ばせ方とか。
新しいわりに並ぶスペースもないし。
床のじゅうたんに赤いビニルテープで並ぶ線貼ってあるんだぜ?
あと、座席のピッチが狭い。
人の荷物を踏みながら自分の席までようやくたどりつきましたとさ。

by mi_yu_ka_5 | 2008-04-06 18:43 | 文化芸能部

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